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介護業界はなぜ人手不足?現状や辞めたいと思う理由から解決策まで解説
少子高齢化が進み、介護のニーズが高まっています。一方で老人ホームやデイサービスなど、介護業界では人手不足が深刻化しているのが現状です。本記事では現場の実態や人手不足の解決策を解説します。介護の現場で人手不足を解消したいと考えている方は要チェックです。
データで見る介護業界の人手不足の現状
出典:PIXTA
少子高齢化が加速する今日では、介護業界の深刻な人手不足が叫ばれています。実際にどの程度の人手不足なのか現状が気になる方も多いでしょう。ここでは、介護業界の人手不足をデータを用いて解説します。
介護業界は現状どのくらい人材が不足している?
75歳以上の人口が増加していることに伴い、介護業界の人材不足は深刻化しています。しかし、人材不足が深刻化しているにも関わらず、介護事業所全体の6割(※1)以上が人手不足を感じていることが現状です。
また、常勤労働者の離職率が高いため、介護職の有効求人倍率は3.63倍(※2)と高い水準を維持しています。
(※1)“厚生労働省 公式HP”参照
(※2)“厚生労働省 公式HP”参照
介護業界の人手不足は今後どうなる?
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75歳以上の人口は2010年では1419.4万人(※1)であった一方で、2025年には1.53倍の2178.6万人(※1)になることが予想されています。これに伴い、2025年には237〜249万人(※1)の介護人材を確保しなくてはいけません。
しかし、介護職では就職後3年以内に6割(※)が離職するとされています。たとえば50人の職員を雇用したとすると、3年後には30人の職員が離職する計算です。さらに、離職者が増えている今日では、今後一人ひとりの負担が増えることがきっかけとなり、離職につながるという悪循環が予想できます。
(※1)“厚生労働省 公式HP”参照
(※2)“公益財団法人介護労働安定センター 公式HP”参照
なぜ介護業界で人手不足問題が起こっている?
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介護を必要とするシニア世代の人口が増えていることはもちろん、離職者が増えているのも介護業界の現状です。なぜ人手不足が深刻化しているのか、その理由が気になる方も多いでしょう。ここでは、介護業界で離職者が増えている理由を解説します。
「辞めたい」と思う職員が多いため
介護はなくてはならない重要な仕事であるにも関わらず、その待遇の悪さから「辞めたい」と感じる職員が多いとされています。身体的な負担はもちろんのこと、精神的ストレスや年収の低さなどが離職の主な原因です。
人間関係の構築が難しい
介護は1人ではこなせない業務も多く、多くの人と関わりながら業務にあたります。そのため、人間関係の構築が難しいと感じる方が多いのも現状です。
たとえば、激務であるため上司や同僚とのコミュニケーションが上手く取れない、意見の食い違いなどの理由から人間関係にストレスを感じてしまうことが考えられます。
年収が低い
離職の理由として挙げられるのが、年収が低い点です。介護業界では、財源が少ないうえ事業所の支出も多く、人件費が削減されているケースもあります。
また、介護職ではおむつ替えや入浴介助などの業務もあり、業務内容と収入が見合っていないと感じる方も多いでしょう。
優秀な人材確保ができないため
介護業界は人材の入れ替わりが多く、優秀な人材が確保できないケースがあります。実際に介護業界で働く人は、非正規職員が全体の半数(※)以上です。
また、同業他社と人材を取り合う形になってしまうため、給与や福利厚生など待遇次第では、有資格者の採用が難しいでしょう。
(※)“厚生労働省 公式HP”参照
介護の現場で人手不足を解決する方法
出典:PIXTA
日本における介護需要のピークは、2040年頃とされています。人手不足を解決するためにどのような対策を行えば良いか気になる方も多いでしょう。ここでは、介護の現場で人手不足を解決する方法を紹介します。
従業員が働きやすい環境に整える
従業員が働きやすい環境を提供することで、離職率が下がる可能性があります。具体的には、給与や福利厚生などの待遇を良くする、人間関係の悩みを相談できる窓口を設置するなどの対策が必要です。
また、介護記録や書類の作成などの事務作業をICT化することなども有効でしょう。
積極採用を行う
人材を確保するためには、資格の有無や国籍を問わず積極採用を行いましょう。未経験の方へ向けた研修体制を強化することで、人材の育成も期待できます。
また、労働環境の改善やそのアピールをすることで、採用が捗るケースも。自身のスキルや待遇に不安があり応募できない層へも積極的にアプローチをすることで採用につながるでしょう。
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介護業界の人手不足対策には「キャリマ」の登録がおすすめ
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介護業界でも海外人材受け入れが進められている
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2017年(※)より在留資格「介護」が交付され、介護業界でも海外人材の受け入れが進められています。2023年12月末時点では、9,328人(※)の方が在留資格「介護」を保持しており、採用が進めやすいでしょう。
また、在留資格「介護」には就労期間の制限がないことや訪問介護ができることなどのメリットがあります。長距離の雇用が可能でサービスの質が高い点は、運営側にとってもメリットといえるでしょう。
(※)“厚生労働省 公式HP”参照
介護業界の人手不足は工夫次第で解決できる
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本記事では現場の実態や人手不足の解決方法を解説しました。介護業界全体で人手が不足している今日でも、労働環境の改善や外国人雇用、人材派遣サービスの利用などで職場の人手不足を解決できるかもしれません。人手不足に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。