インドネシア人はどんな人種?気になる特徴や国民性を紹介

外国人を採用するにあたって、インドネシア人に焦点を当てている方もいることでしょう。とはいえ、実際にどのような人種なのか特徴が気になるところです。本記事では、インドネシア人の特徴について紹介します。気になる性格や国民性も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

インドネシアの基本情報

インドネシアといえば、代表的な観光地バリ島をイメージすることでしょう。インドネシアは、東南アジアの南部に位置する国。赤道をまたぐ国となっており、1つの国に多くの島があるのが特徴です。

人口は約2.7億人と、多くの人が住んでいるのがポイント。世界第4位の人口を誇っており、日本の人口の約2倍以上といわれています。約300の民族が暮らしているので、多種多様な人が暮らしているのが魅力です。

公用語はインドネシア語となっていますが、出身民族や地域によって現地における言語があります。そのためインドネシア国内を巡ってみると、言語のちょっとした違いを体感するかもしれません。

面積約192万平方キロメートル
人口約2.70億人
首都ジャカルタ
平均年齢29歳
公用語インドネシア語
宗教イスラム教、キリスト教、ヒンズー教、仏教、儒教、その他など
民族ジャワ人、スンダ人、マドゥーラ人等マレー系、パプア人等メラネシア系、中華系、アラブ系、インド系など
主要産業製造業(19.2%)、農林水産業(13.2%)、卸売・小売(12.9%)、建設(10.4%)、鉱業(8.9%)、運輸・通信(4.4%)、金融・保険(4.3%)、物流・倉庫(4.2%)、行政サービス・軍事・社会保障(3.4%)など

※“外務省 公式HP”参照

インドネシア人の特徴とは?気になる国民性や性格

インドネシアは、約300の民族がいる多民族国家です。そのため民族や地域によって国民性は異なります。例えばジャワ人は遠慮してしまい気を遣ってしまう人種ですが、スンダ人は明るく楽天的で外交的に人と接する傾向にあります。

このように同じインドネシア人であっても、地域や文化、宗教などによって特徴が異なるので、接する上では多様性がある人種であることを理解することが重要です。

具体的にインドネシア人には、どのような特徴があるのか紹介します。

穏やかで温厚である

インドネシア人は、基本的に穏やかで温厚な性格であることが特徴。家族や友人を含め、どのような方にも親切に接しようとします。また明るく前向きに考える性格も持っており、人によってはかかわるだけでも自然と楽しい気持ちになれるでしょう。

温厚で明るい外国人と関わりたい方であれば、インドネシア人の方と友達になるとよいかもしれません。

お互いの宗教を尊重し合う

インドネシアには、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教などさまざまな宗教が集結しており、それぞれ異なった宗教観となっているのが特徴です。例えばイスラム教であればお酒と豚肉が禁じられており、ヒンズー教であれば左手でものを食べることが禁じられています。

これだけ宗教が集まると、お互いの価値観の違いで衝突するのではないかと考えてしまう方もいるでしょう。

しかし、インドネシア人のほとんどはお互いの信仰宗教に対して尊重しており、他者の宗教の考え方は習慣を否定しません。インドネシア人が多様性のある国民といわれている背景には、宗教が深くかかわっているのでしょう。

ちなみにインドネシアでは基本的に無宗教が認められておらず、国民のほとんどが何らかの宗教を信仰しているようです。

家族愛が強い

インドネシア人は、家族を大切にする傾向にあります。宗教や家庭は仕事よりも重要であることを考える方が多いので、家族との時間は欠かせません。人によっては親戚と一緒に暮らしている方もいます。

さらに、インドネシアでは他の家族も大切にするのが特徴。万が一何か困ったことがあれば、他の家族であっても助けようとします。ほかの家族を助けようする背景には、お互いに助け合う「ゴトング・ロヨング(Gotong Royong)」という精神が国民に深く根付いているようです。

時間にルーズな側面がある

インドネシア人はおっとりとした性格であるがゆえに、時間にルーズな部分があります。例えば待ち合わせの時間になっても来なかったり、普通に遅刻したりというようなことが日常茶飯事です。時間をしっかり守る日本人にとっては、驚く部分といえるでしょう。

インドネシア人が時間に対してルーズである理由は、インドネシアの習慣の1つである「Jam karet=ゴム時間」が考えられます。ゴム時間とはインドネシア独自の時間概念で、「時間はゴムのように延びたり縮んだりする」という意味があるそうです。

例えば明日までに提出物を出してほしい時、「明日まで」と伝えてしまうと人によっては明日以降と捉えてしまいます。インドネシア人に時間を守ってほしい場合は、明確な時刻を伝えることが必要です。

人前で叱られることに慣れていない

インドネシア人は、叱られることに慣れていません。インドネシア人のほとんどは温厚な性格であるため、激しく𠮟られることは少ないです。そのため初めて怒鳴られたり、叱られたりするとインドネシア人によっては驚いてしまう方がいるかもしれません。

さらにインドネシア人は人前で怒られることにも慣れていないので、万が一叱られた際はプライドを傷つけられたと思われやすくなります。

もし何か注意する際は、叱るのではなくアドバイスという形で伝えるのが望ましいです。

インドネシア人を採用するメリット

事業者の中には、インドネシア人の採用を考えている方もいることでしょう。

日本に訪れるインドネシア人の人数は、年々右肩上がりで増えています。実際に出入国在留管理庁の統計データによると、2013年では日本に訪れるインドネシア人は27,214人でしたが、2023年には309,943人に増えていることが明らかになりました。(※)

もし人手不足を解消させたい場合は、インドネシア人の採用も考えてみるとよいでしょう。インドネシア人を採用することで、どのようなメリットがあるのか紹介します。

※“出入国在留管理庁 公式HP”参照

仕事に対して真面目である

インドネシア人は、仕事に対して真面目に取り組んでくれる人種でもあります。

おっとりとした性格ではあるものの、働くのが好きであったり、何もやらないと気が済まなかったりと活動的であるところがポイントです。キャリアアップに対しても前向きに考えている人もいるので、インドネシア人の働きぶりは企業にとってもプラスになるでしょう。

若い人材を確保しやすい

インドネシア人を雇うメリットは、若い人材を確保しやすいところ。インドネシア人の平均年齢は29歳と若年層が多く、実際に日本に訪れるインドネシア人も20~30代の方が多いです。(※)

若手の人材確保で苦労している日本にとっては、インドネシア人は重要な戦力となるかもしれません。

※“厚生労働省 公式HP”参照

コミュニケーションが取りやすい

インドネシア人は、温厚で明るい性格であることからコミュニケーションが取りやすいです。オープンマインドな思考を持っているので、初めての日本の労働環境でも従業員と良好な関係が構築されやすいといえます。明るいインドネシア人が入ってくることで、職場の雰囲気も自然と明るくなるかもしれません。

実際にインドネシアでは、「ノンクロン(nongkrong)」という文化があり人とのコミュニケーションが重要視されています。友達と一緒にカフェで話したり、目上の人に対しても気軽に接したりするので、日本の企業でも抵抗感なく気軽に人と話せるでしょう。

インドネシア人を採用する際の注意点

インドネシア人は仕事に対して真面目に取り組んでくれるので、企業にとってはプラスの影響となるでしょう。しかし、インドネシア人を雇う際はいくつか注意しなければならないポイントがあります。

インドネシア人の国民性をよく知らずに採用してしまうと、思わぬトラブルに発展するかもしれません。

注意する際は叱らずアドバイスする

インドネシア人は、先ほど紹介した通り怒鳴られたり、叱られたりすることに慣れていません。また人前で怒られることに慣れていないので、「人によってはプライドを傷つけられた」と感じやすくなります。

もし業務上で何か注意をする場合は、怒るのではなくアドバイスという形で助言しましょう。インドネシア人のプライドを傷つけないためにも、注意する際は人目が付かないところで行うのが望ましいです。

時間を守るよう指導する

インドネシア人は時間にルーズであるがゆえに、遅刻する場合があります。出勤時刻や納品の日時などを守ってもらうためにも、時間を守ってもらうよう事前に指導することが重要。遅れた場合のビジネスの影響も伝えて、時間を守ってもらうようにしましょう。

宗教を理解する

インドネシア人を採用する際は、宗教観を大切にしましょう。インドネシアはイスラム教やヒンズー教など多くの宗派があるので、人によって宗教的な考え方が異なります。宗教に対する理解が乏しいと、後々トラブルに発展する可能性もあり注意が必要です。

宗教によってはお祈りの時間があったり、豚肉が食べられなかったりとさまざまな宗教文化があるので、インドネシア人の宗教観に配慮しましょう。

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インドネシア人の特徴を知ろう

本記事では、インドネシア人の特徴について紹介しました。インドネシア人は温厚で明るい性格を持っており、仕事に対して真面目に取り組んでくれます。

しかし怒られることに慣れていなかったり、時間にルーズだったりというような側面もあるので、仕事で指導する際は注意が必要です。インドネシア人に興味がある方は、ぜひこの機会に採用してみてください。

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